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同友会ニュース−活動報告

【20.04.10】新型コロナウイルスに立ち向かう中小企業の取組み

子どもの同伴出勤可。親も子も安心できる環境づくり

 \; 常々、「会社は従業員がいてこそ成り立つ」と口にする谷口社長は、小学校等の臨時休業に伴う保護者の休暇取得支援の独自の取組みとして、以前からの子ども連れ出勤に加え、子どもの世話をするための一時帰宅や時差出勤に全額給与を支給することを決めました。

谷口社長が子どもの頃も会社に行っていたらしく、もともと会社に子連れ出勤を認める文化があったようです。そのこともあって今回、「親父ならどうしていただろう?」と考え一時帰宅や時差出勤でも全額給与を支給することにしたと言います。子どものいない社員が不公平感を抱くことを心配し、「今後、子どもを持った時のことを考えて欲しい」と理解を求めました。

出勤!?してきた子どもたちは、事務所の一角で遊んだり、もちろん勉強もしたりして過ごしています。社員の方に案内してもらい、縫製している手を止めていただいて、子どもと出勤しているお母さん方に話を伺いました。

▶「子どもが学校に行けないからと家で留守番をさせるのは心配です。会社に連れてきて良いと社長が言ってくれたので助かっています。祖父母が家にいる時は預かってもらうようにしていますが、それ以外の時は会社に連れてきて、朝から夕方まで事務所で見てもらっています。お昼ご飯は作ったり、買ったりして、一緒に食べています」
▶「今までも何回か子連れ出勤をさせてもらいました。家が近いのでお昼ご飯は一緒に帰って食べています」
▶「一人で家に置いておくよりも、目の届くところにいるのでありがたいです。家がちょっと遠いので様子が見えないから、心配になります。事務所だと皆が見てくれているので心強いです。これまでも長期休みの時は子連れ出勤をしてお昼ご飯を一緒に食べていました。子どものお弁当も用意してくれたので驚きました」と、子どもだけで留守番させることへの不安感と、会社であっても近くにいることへの安心感を語ってくれました。

谷口社長は「今回の取組みを『中山化成(有)だから出来た』と思わないで欲しいです。中小企業ならできるはずです。小さければなおさらだと思います」と言います。給与の全額支給はできなくても、融通や配慮という点では真似のできる取組みかもしれません。

お弁当を注文して飲食店を応援しよう!

 \; ところで、なぜ今日田支部でお弁当を飲食店に注文することになったのでしょうか?谷口社長の本心は「同友会のPRです」とのことですが・・・。

中国で新型コロナウイルス感染症が広がって自動車を減産するという情報が伝わり、会社では車両用シートも減産となることが想定されていました。国内ではマスクが市中から消える事態になっていたので、停止する生産ラインを活用してマスクを生産する話を行政と進めていました。しかし、そこで行政から聞こえてくるのは、国から下りてくるだけの中小企業の実態にそぐわない支援策の話ばかりで、谷口社長はすっかり呆れていました。同じ頃、「金融機関がつぶれそうな飲食店にはお金を貸さないと考えている」という話を耳にしていました。

感染拡大による地域経済の停滞が懸念されたので、数名で会員企業の経営状況を聞き取りしました。まだ影響を受けているという会員企業は少なく、「被害はウチくらい!?夢を見ているのだろうか?」とも思いましたが、「いずれ被害が現れてくるはず」と考えました。

事実、聞き取りを続けると、観光業や飲食店が大きな影響を受けていることが見えてきて、「9割近い仕事が減少している」「人員削減を検討している」企業もあり、危機感を覚えました。
日田支部会員に飲食店は少ないのですが、「一生懸命にやっているところを救いたい」と、会員のスーパーに配慮をしながら地域の商店街連合会へお弁当の注文をすることを提案しました。

本格販売は3月28日(土)からですが、5日前までに注文を受付するので23日(月)から動き出します。お弁当の注文は(一社)NINAU(岡野涼子代表理事)が無償で取りまとめ、各飲食店に注文をします。配達の対応ができない場合には、(一社)NINAUが代わって対応する案もあるそうです。岡野代表理事は「小規模な会社なので直接的な支援はできませんが、何かできることをと思って取組んでいます。飲食店でもともとお弁当をしているところは少なく、『新たに取組むと利益率が低くなる』など様々なご意見ありましたありましたが、『これまで直接企業とは縁がなかったのに、まとめた個数でお弁当の注文があるのはありがたい』と喜びの声も頂いています。ただ、手探りの中で始めた取組みなので、お互いにどうしていけば良いか協議し改善していきながら、両者が良い形になるように取り組んでいきたいと思います」と言います。

取材した3月19日、試験販売で中山化成(有)に100食ほどのお弁当が届けられていました。届けた飲食店のある経営者は「飲食・宿泊業の現状を知ってもらい、市内の企業に支えてもらえるのはありがたい。回復した時には一緒に街を元気にできればと思う」と語りました。

今の取組みを、これからの自社基準にしたい

 \; 谷口社長は今回の取組みに「ただ旗振り役だけが必要なんですよ」と言います。「日田市中小企業振興基本条例があったから、他団体ともつながることができて環境改善につながります。私は今の地域を元気にするだけでなく、将来(若手)を元気にしたい。これも日田支部の会員増強が進んで、仲間が増えたからできています。この状態が当社の当たり前でありたい。それくらいがちょうど良いと思いたい」と語りました。

経営理念
お客様(得意先及び仕入先)には安心を、従業員にはやりがいを
1、最高の商品を、最高の形で、お客様へ提供します。
2、何事にも感謝の心を忘れず、心から「ありがとう」と言える人間になります。
3、誰もが、自分の意見を発言でき、自律した人間集団になります。
4、常に前を向き、苦難・逆境を乗り越えられる強い組織(人間)になります。

会社概要
設 立: 1978年(昭和53年)5月
資本金: 1,000万円
年 商: 22億2,500万円(2018年度)
事業内容: 車両用シートの縫製及びそれに準ずる製造
従業員数:89名(9月30日現在)内ベトナム実習生6名
URL:http://www.nakayamakasei.co.jp/index.html

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