同友会ニュース−活動報告
【20.10.30】別府支部10月例会を開催しました
従業員の物心両面の幸せを追求し地域の発展に貢献する
10月26日(月)別府市社会福祉会館で別府支部10月例会を開催しました。田中仁氏((株)ユーネット 代表取締役)が「変わらないけど変わっていく〜ひょうたん温泉が創造する入浴ビジネス〜」をテーマに報告しました。
曾祖父が創業し船のスクリューを作っていましたが、湯治で別府市を訪れ非常に気に入ったことから、「いつかは別府市に住んでみたい」と鉄輪に土地を購入していました。ボーリングしたところ温泉が湧き出したことで、入浴ビジネスを始めることになりました。
田中氏は大学卒業後、様々な仕事を経験し(株)ユーネットに後継者として入社しました。改装してリニューアルオープンした直後に新型コロナウイルスの影響で営業ができなくなりました。その中でも田中氏は雇用を維持し、給料を払い続けました。また、新型コロナウイルスへの感染の不安がある中でも働いてくれた社員のために賞与も支給しました。
社員とはマンダラートを活用して意見を出し合い、改修案や改革にチャレンジしています。年中無休で3交代勤務なので、全員が集まることができませんが、給料日に損益計算書とフィロソフィーを渡して理念の共有をはかっています。
「承継は継承の始まり」と、早くも後継者の育成を考えています。SDGsの事業承継に「今あるものは次の世代から借りているものと考える」とあり、「利子をつけて返さなければいけないと思っている」と決意を語りました。