活動報告
ACTIVITY-REPORT

中津支部
中津支部7月例会を開催しました

脱価格競争と価値創造がポイント

7月13日(水)ダイハツ九州アリーナ会議室とWEB併用で中津支部7月例会を開催しました。
 鉢嶺実氏(信金中央金庫 地域・中小企業研究所 主任研究員)が「ウクライナ・ロシア紛争は中小企業に何をもたらすのか?~社会的変化と影響をとらえ、渦中に巻き込まれない術を見いだす~」をテーマに報告しました。

現在、原材料・エネルギー価格の高騰(資源の争奪戦)で、コストアップへの対応は中長期的にも不可避です。対策として、コスト削減とは別次元で収益増大を目指していく必要があります。局面打開のキーワードは、脱「価格競争」への展開と、それを実現していくための「価値創造」が必要であり、脱「価格競争」を通じて付加価値額の確保・増大を目指すべきです。

「差別化戦略」は脱「価格競争」の第一歩で、自社の強みを把握し、知覚品質の向上を行いブランド化による「価値創造」がキーワードです。また、長期的視点からの事業の継続・存続へ向け、環境変化を乗り越える中小企業の「危機対応」が求められます。最後に地域社会から必要とされてこそ長期存続の道が開けるのではないでしょうか。

今は、新型コロナや紛争。遡れば様々な未曽有の危機がありました。経営理念をもち、環境の変化に耐えられるように、自社の強みを付加価値に変え、ブランド化しての「知覚品質」そして、常に「価値創造」を意識する必要性を感じました。また、自社を発信することの重要性、そして、長寿企業とは地域社会に必要とされることが必要不可欠であることを学びました。

<例会アンケートより>
①正解を求めるのではなく、正解を作っていく時代。同友会の中小企業同士で強みを出し、2社でその強みをかけ合わせて新しいサービスを創造することに挑戦してみたい!
②自社ブランドの確立。強みを活かすために自社を分析する。
③先の見えない中で、お客様のみえないニーズにいろいろなチャレンジをしてみること。左脳経営(経営指針)に支えられた右脳経営(直感)で少しずつみえてくる何かをつかんでいく。

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