同友会とは
中小企業家同友会の理念
企業にも経営理念があるように中小企業家同友会にも同友会運動の歴史の蓄 積の中で培われてきた「同友会理念」というものがあります。
理念とは会の目的、性格、基本となる考え方を総称するものです。
今日、「同友会理念」と呼ばれる内容は次の3点に表わすことができます。
- 同友会の三つの目的
- 自主・民主・連帯の精神
- 国民や地域と共に歩む中小企業
(中小企業家同友会 第22回定時総会議案書より)
三つの目的
- よい会社 同友会は、ひろく会員の知識と経験を交流して企業の自主的近代化と強靭な経 営体質をつくることをめざします。
- よい経営者 同友会は、中小企業家が自主的な努力によって、相互に資質を高め、知識を吸 収し、これからの経営者に要求される総合的な能力を身につけることをめざし ます。
- よい経営環境 同友会は、他の中小企業団体とも提携して、中小企業をとりまく社会、経済、 政治的な環境を改善し、中小企業の経営を守り安定させ、日本経済の自主的、 平和的な繁栄をめざします。
自主・民主・連帯の精神
- 自主 会員経営者の自主性を尊重し、他のいかなるところからも干渉や支配をうけません。
- 民主 会員の要求や意見にもとづいて会の運営をし、民主的なものの見方や考え方を積極的に広めていきます。
- 連帯 経営者として全人格的完成をめざして会員同士の相互の高まりあいから生まれる深い信頼を大切にし、あらゆる階層の人たちと手をとりあっていきます。
国民や地域とともに歩む中小企業
- 豊かな国民生活の実現に貢献するものであり、企業活動が理念と実践の上で反 国民的であってはなりません。中小企業はすぐれた製品やサービスを提供し、人々の暮らしの向上と地域経済の繁栄を保障するという社会的使命を負っています。
- 地域と深いかかわりを持つ中小企業の発展は、雇用の創造の面でも、個性ある地域づくりの点でも大きな役割を果たしており、それだけに社会的責任も大きいものがあります。地域経済のバランスのとれた活性化に中小企業家の立場から提言し、かつ自治 体や地域の人々と共に地域おこし、まちづくりに行動することが必要と考えています。