どうすれば若者に地元の企業を知ってもらえるか
4月13日(水)中津市教育福祉センターとWEB併用開催で、中津支部4月全体例会を開催しました。
谷口弘美氏((福)九州キリスト教社会福祉事業団中津総合ケアセンター いずみの園かきぜサポートセンター 施設長)と堂本高雄氏((福)九州キリスト教社会福祉事業団中津総合ケアセンター 法人本部 事務局長)から「新卒採用のすゝめ」をテーマに報告して頂きました。
前半は谷口氏より、年々減少している就労者の話から近年採用する側の常識が変化している内容と具体的な取り組みを報告して頂きました。これまでは実習生を受け入れることで就職までつながっていましたが、実習生自体が減少し、就労者が減ってきました。そこで、人材確保・人材育成・待遇の3つに着目し改善された報告でした。
後半は堂本氏より、近年の採用活動取り組みを6つの着眼点にわけ説明して頂きました。新卒者の変化・行動範囲・SNSの活用・本人以外の家族や親族へのアプローチ・休日の過ごし方や地元のPRで働くイメージをしやすくなり、就労後のミスマッチや離職率を下げることにつながる報告でした。
年々就労人数が減少している昨今に、どのようにして若者を地元に定着してもらうか、地元企業に興味を持ってもらえるかを改めて考えさせられる内容でした。従来通りの募集では若者に知ってもらうことさえないと思いました。報告では現在の若者の就職検索ツールは何か調査されており、採用方法や就労環境に柔軟性・適応性が必要だと思われました。
<例会アンケートより>
・中津の良さを「当たり前」とせず、改めて見直し、中津の内外に発信していくの大切さを痛感しました。
・例会の報告内容と討論テーマの整合性が難しかった。