経営者の仕事は経営指針の浸透
6月21日(火)レンブラントホテル大分とWEB併用で大分支部6月全体例会を開催しました。
安部征吾氏(大分デバイステクノロジー(株) 代表取締役 )に「同友会での学び超実践の成果~同友会での学びを着実に実践し続ける意義~」をテーマに報告して頂きました。
安部氏は2001年に同友会に入会。入会当時はなかなかなじめませんでしたが、経営指針成文化セミナーの参加をきっかけに経営指針書の作成に取り組みます。まずは社長自身が会社をどうしたいのかという覚悟を指針書に表すことが大切です。経営理念、経営方針(挑戦・誠実・感動・感謝)→経営計画(下請け企業からの脱却)の策定に取り組みました。
2008年のリーマンショック以来、会社のピンチをチャンスと捉え、あらゆる事業に挑戦するも失敗しましたが、その時取り組んだ省エネ事業が今も活きています。2005年以降経営指針書の作成から実践を始め、賞与時の説明、経営数値の公開や社員共育、社長アンケート、本格的な採用活動(障がい者雇用)、広報担当の設置など、同友会で役を受けたことをきっかけに、自社に落とし込みPDCAサイクルで回し改善し続けているという、同友会の学びの超実践報告でした。
同友会で受けてきた役をすべて自社の仕組みに転用し、実践し続けています。広報委員会だけは唯一役を受けたことがなかったそうですが、現在では自社で広報担当が社長の右腕になるほどに育ち、無くてはならない存在になっているそうです。自社のホームページを充実させアップデートをし続け、営業マンの代りになっているということです。
<例会アンケートより>
・中小企業ほど経営者の器、力量が業績に及ぼす影響が大きい。人としても、魅力的なリーダーになるために人格力を同友会で磨いていきます。
・経営指針書、経営方針、経営戦力を作ることが改めて大事だと感じました。又、一人で作成するのではなく、誰か(役員、家族、従業員)と作ることで、浸透するスピードも上がる。今後の経営活動に生かしていきたい。