本物でないと残らない
6月27日(月)別府市役所で別府支部6月例会を開催しました。
「激変する世界情勢の中、地域をあげどう生き残って行くか~コロナ後の別府観光について考える~」をテーマに、麻生雅憲氏((株)翼 代表取締役 )と柏本文俊氏(別府市産業政策課 課長補佐兼産業政策係長)が報告しました。
コロナ禍による観光業界低迷やまたウクライナ情勢による各種原材料の値上がりなど、中小企業にとって影響を受けてない業種など存在しない今の情勢。今こそ経営者が地域を通して自社と自社を取り巻く環境について真剣に考える時です。2020年3月、別府市でも中小企業振興基本条例が制定されました。今回は麻生氏より別府の観光業の現状と今後の展望、市の施策へ望むことなどを、別府市からは現在、地元中小企業や市民生活に向けた取組、今後の施策などについて報告して頂きました。
麻生氏からは、「観光地の特性と地域との関わり、現状を含めて」について、地域ごとの特性の違いを明確にすることで観光客のターゲットを絞ることが出来、今後も事業継続可能と学べました。これからの地域のあり方として、観光学でなく地域学を学ぶこと、そして本物でないと残らない。つまりプロ意識があるかどうかが重要な事であると学びました。
柏本氏からは、「別府市のコロナ禍と今後の事業者支援について」と題して報告していただきました。別府市では令和2年4月より中小企業者等賃料補助金をはじめ、その後も14種類以上の施策が行われています。その他に事業継続支援相談窓口事業、事業継続支援セミナー事業、別府市資源活用事業チャレンジ補助金などの事業継続に有益な事業があることを学べました。