活動報告
ACTIVITY-REPORT

別府支部
別府支部9月例会を開催しました

若い人のために働く場を残す

9月29日(木)別府支部9月例会をふれあい広場サザンクロスとWEB併用で開催しました。
清家巧貴氏(清家巧貴税理士事務所 代表者)が「自社のミッションの実現と地域の成長発展 ~人口減少が進む地域で地域内効率化を図りながら自社の成長発展をするためには~」をテーマに報告しました。

大学4年生の時に親類の税理士事務所の後継者として声がかかり、そこで大学院や専門学校で税理士に向けた勉強を始めました。卒業後に親類の税理士事務所で働き始めましたが、業務内容は過去の仕事が多く、経営者と未来を語ることができませんでした。

後継を諦めてコンサルティング会社に転職し、2011年に税理士事務所を開業。今、15名の女性のうち7名が子育て中で、障がいがある方も2名テレワークで働いています。来春3名が入所すれば20名体制になります。教育はマニュアル制度を導入し、外部研修を取り入れています。働く環境を整備するために給与テーブルを整備したり、「オフィスおかん」を設置しました。以前の採用活動はハローワークが中心でしたが、行政の働きかけもあって高校で企業説明会をしたり、マイナビを活用したりしています。

働く場がないこともあり、生まれ育った大入島から母校の小中学校がなくなっています。中小企業が元気にならないと、いずれ佐伯市も同じようになってしまいます。後継者がいないような会社をM&Aをして働く場を残し、株主・オーナーという立場になって、事情が分かっている社員に社長を務めてもらいたいと考えています。

佐伯市の生産年齢人口は3万人台になるので、地域の生産性を上げなければいけません。これまでのように1社で働くのではなく、複数社の仕事をするように変わるかもしれません。

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