事業をさらに成長させる

9月22日（木）豊後高田商工会議所で豊後高田支部9月例会を開催しました。
田邉 永吉氏（ミワテック（株）　工場長）が「ふるさとに帰って10年。この10年で感じたこと。」をテーマに報告しました。

田邉氏は、兄の影響で小学校から始めた柔道を、大学を卒業されるまで一貫して行なってこられ、高校時代に国体、インターハイに出場。精神面で気持ち次第で結果が変わる事を学びました。専修大学卒業後23 歳の時に父の強い要望により 仕事を手伝う為に東京生活に切りを付け帰里されました。

ミワテック（株）は、土木業を営んでいる田邉氏の父(社長)が、時代環境変化の流れの中で、ムラテック（株）との縁も有り 平成16 年3 月に（水崎工場）創業されました。基板部門、プラスチック成形部門をそれぞれ市内(田染/鼎)の工場で作成していた、3 工場を1 か所にまとめる事を目的に、平成23 年1 月に現在の真玉工場に移し組織変更。令和元 年11 月に、第二工場も近郊に新設し、稼働しています。

製造業は、波の激しい業種でコロナウイルスの様な天災に影響されやすく、仕事量が減っても社員の雇用を守る為に、特定労働者派遣事業、労働者派遣事業の許可を取得し人材派遣業も行なっています。

10 年前会社に帰った当時、製造管理経験者の社員が1 人いたのですが、社長と意見が合わず突然退職。2014 年から製造管理の管理職業務が始まりました。しかし、性格的に任せる事が出来ず管理者の後継者を育てる事もできない状態が続いている中で、海外研修生の雇用の為ベトナムへ行く事になりました。帰って来た時に従業員の意識が格段にアップしていました。自分が会社に居ない事で、納品が出来ず苦労した従業員との意思疎通が取れ、現場から離れる事が出来、管理業務の考え方を変える事できました。

これから先、従業員のスキルアップ、モチベーションを保つ為の評価制度を考えていきたい事と、新規事業も必要になって来る事だとは思っていますが、目標としては今の柱である事業をさらに成長させていきたいと思っています。