起業家精神を持った学生たちの受け皿となる
10月19日(水)日田支部・りょうちく支部合同例会をWEB開催しました。
「学生によるポップアップコーヒー店(BESIDE COFFEE STAND)に見る地域商店のマーケティングのあり方」をテーマに飛田努氏(福岡大学商学部経営学科 准教授 )が報告しました。
飛田氏は九州各地で福岡大学の学生と、実際の店舗運営、企画を通して、アントプレナーシップ(起業家精神)を教えています。その実体験、特にたくさんの失敗を通して、報告者自身も学び、中小企業の生き残る道を学術的に研究しています。
大分県日田市におけるカフェプロジェクトでも地元の高校生をターゲットに、「日田の高校生に大学生を知ってもらう。日田市を元気にする方法は沢山の起業家を産むしかない」と、高校生や地元住民に「私にもできるかもしれない」と「一歩踏み出す勇気」を持てる契機となる活動をしています。「日田市の皆さんには見て見ぬふりをするのではなく、積極的に参加し、若者を応援するべきである」との提言でした。
学ぶだけではなく、フィールドワークでの失敗に学び、フィードバックする。まさにPDCAを回しながら学生たちを教育し、起業家精神を持った学生たちを世に送り出しています。そんな学生たちと一緒に仕事をしていくためには、受け皿としての中小企業の体制の一層の見直しが必要であると感じました。また、日田市に対しても苦言を呈していただき、我々中小企業者、学生、住民がどんどん新規事業を始めることをみんなで応援していく雰囲気作りを進めなければ、次世代はないと感じました。