地域の課題を考える
3月20日(月)ふれあい広場サザンクロスで別府支部3月例会を開催しました。
二宮 秀行氏((資)愛媛屋 代表社員)と都留 慎治氏((株)都留紙器工業所 代表取締役 )が「条例を活かすって…何?ワークショップで楽しく学ぼう!」をテーマに報告しました。
今回の例会は、別府市中小企業振興基本条例の推進による地域活性化への理解を参加者全体で考えることを目的としました。そこで二宮氏、都留氏に仕事での別府市や社員との関わりを話していただき、視野を広げました。その後、ワークショップとして「自社の課題を市の条例の条文と照らし合わせて、市の施策のどこに当てはまるのか?」を参加者全員で持ち寄って話し合い、課題解決と行政との連携を協議し報告いたしました。
二宮氏より、「別府ではイベントで街の活性化が望めるが様々な制約や市の何処に話を持っていけば、より良い流れができるのか少しわかりにくいところもある」と報告がありました。
都留氏より「会社の就労では、人それぞれの事情や生活時間の制約があることを理解することが大切で、その人に合った就労時間で雇用をしている。通常の会社では、長時間の就労希望で雇用を断られることも多いとのことですが、当社では週に2時間の就労希望でも採用し、就労の場があることで、心の安心につながればと行動しています。人を活かすことが当社の使命でもあります。会社を運営していくには、三つのことが重要。一つ目に経営理念、二つ目に確かな技術力、三つ目に時代の流れに沿っていること」と報告されました。
その後、参加者が、会社での困りごと、周辺での困りごとを紙に一枚ずつ記入して、市の施策ごとに貼り合わせました。紙が多く貼られている施策が、改善が求められるところでした。問題点の見える化が出来、協議がより具体的に出来る方法でした。ワークショップは、自社でも全社員に記載してもらい、社内分析をする有効な手段だと学びました。