キャリア教育は「学ぶこと、働くこと、生きること」
4月12日(水)中津市立小幡記念図書館とWEB併用で中津支部4月全体例会を開催しました。
小池楠男氏(大分県立中津南高等学校 校長)が「学校と企業の双方から見たキャリア教育の目指すべき姿とは~若者が地元で就職するために~」をテーマに報告しました。
キャリア教育の定義と考え方、各面からの取り組み方を報告していただきました。
キャリア教育は「学ぶこと・働くこと・生きること」を一体的に捉える教育の内容でした。学校で取り組むべきキャリア教育の実態と事例を紹介して頂きました。また、学校と企業の双方から見たキャリア教育の目指すべき姿について説明がありました。
学校と企業がインターンシップや企業説明会を通じて、生徒は地元に魅力的な企業があることを知り、自分の将来を見据えた学業に励むことができます。企業は自社の魅力を知ってもらうことで地元で就職が出来る・輝く自己実現が出来ることを知ってもらう事ができます。何よりも学校と会社がwin-winの関係を築くことが大切だと報告頂きました。
学校は目の前のハードルを越えさせるだけの教育から、現在は学校の在り方が変化していると感じられました。「学校在学中に自分で人生を切り開いて行くための力を身につけてほしい」、といった内容が印象的でした。企業が若手に期待することは、自分で考えられる人物になることと思いました。地元で就職させるためには、在学中から地元にどの様な企業があるのか知られているかが重要であり、各組織が点で動くのではなく、中津市として連携して活動することが大切だと感じました。
<例会アンケートより>
・今回の校長先生の話で、教育現場の変化が十分に伝わったと思います。学校と企業の連携が必ず広がると思いました。特に最後のスピーチは多くの方の心に響くものでした。
・学校独自の取り組みや企業などとの連携の大切さを改めて感じました。
地元の企業の方々にはひごろから大変お世話になっていますので、今後さらに連携を取らせて頂きながら、生徒が中心となり自ら学ぼうとするきっかけ作りができればと思いました。
・キャリア教育の神髄をお聞きできました。教育を進めていくにあたり正道を進めなければならないと改めて考えさせられました。