仕事をまかせる
6月19日(月)豊後高田商工会議所で豊後高田支部6月例会を開催しました。
佐藤雅光氏(Dソリューション研究所 代表)が「~各企業の研修事例から学ぶ~『地方企業における人財育成』のポイントとは?」をテーマに報告しました。
佐藤氏は、東京近郊で、ISO14001・ISO9001やBSC等の研修企画・立案と実施・運営、大手企業向けの企画・営業および講師活動を行っていました。東日本大震災をきっかけに、より良い子育て環境をもとめて2013年、妻の故郷の大分県に帰省し竹田市に移住し、Dソリューション研究所を設立。研修講師、研修企画立案・提案と経営支援活動を行っています。
人を育てると言う事は、経営者の我慢に比例し、仕事を任せ失敗させてフォローに奔走し、それでもまた任せてやらせることで、その繰り返しから、そつなく仕事をこなせるレベルまで育っていきます。育成の中で、仕事上の経験、上司からの助言(現場の教育・指導)だけでは無く、研修等の業務外の教育が必要で、それぞれのバランスと全ての組み合わせを行う事で、はじめて効果を発揮します。セミナーの事例紹介やコミュニケーションの取り方(共通点を見つける・聞き方で相手の感じる印象が変わる・上手な注意の仕方(感情と仕事上事実を分ける)、経営理念策定WS(困った時に立ち戻り原点回帰の為の座標軸が理念で有り、社員達にも考えさせ、現場に落とし込む事が大事)等について報告して頂きました。
竹田・大分の企業と人を元気にする事で新たな雇用を生み、都会の会社員の転職の受け皿として、人口増に貢献し地方でも豊かな生活が出来る様にしたい、をビジョンとして活動されています。どの業種も人財が不足している中、今居る人材を育成する時、年配の頭の硬い方や、怒られ慣れていない若い年代、職場の人間関係等、課題は多々ありますが地域に合った研修の場等、身近な人財育成の場を、社内社外で徐々に増やして行くことが大切だと学びました。