障がい者雇用を通じて誰もが働きやすい会社づくり
7月25日(火)大分県労働福祉会館とWEB併用で大分支部7月全体例会を開催しました。
野﨑栄司氏((有)ファン工業 代表取締役)が「障がい者雇用は決して難しくない、簡単な取り組み!~わたしにとって障がい者雇用は必然でした~」をテーマに報告しました。
(有)ファン工業は、1998年に住宅設備機器等の総合メーカーであるTOTOの協力企業として、品質と品位を守るべく人財育成を図り、「お客様の安心と満足」「従業員の安全と健康」の両輪を力強く回し続けて前進してきました。しかし、成長過程において社員の定着は課題の一つでした。誰もが働きやすい職場を目指し活動する中、障がい者雇用へと繋がりました。これまでは身体障がい者の雇用を行っていましたが、大分県中小企業家同友会へ入会し知的・精神障がい者の雇用もするようになりました。その結果、障がい者雇用は会社経営において必要な要素だと野﨑氏は気づきました。
「障がい者雇用を通じて誰もが働きやすい会社づくり」という人事戦略の在り方から、障がい者雇用はボランティアでなく、会社の経営戦略になり得る事を学ぶ例会となりました。その取り組みは緻密で、その人の特性に合わせた作業手順書の作成や作業場の配置を考え、障がいの部分を見事にカバーしています。その取り組みから、真摯に経営に向き合う経営姿勢を強く学ばせて頂きました。