前向きな姿勢を示す
8月25日(金)豊後高田商工会議所で豊後高田支部8月例会を開催しました。
都築 貴志氏((株)トヨ・テック 代表取締役)が「現在から未来にかけての労働力確保について」をテーマに報告しました。
都築氏は、名古屋市生まれで、ヤオハンジャパン勤務、東京でのコンビニ経営の後、都築工業(株)に入社しました。総務部長の時、リーマンショックの影響も有り、業績不振で大きな借金が有った子会社の㈱トヨ・テックを閉鎖する為10年前に赴任されました。しかし、当時この地区の工業団地に企業が増えている時期で、仕組みを見直してシステム改革を行えば立て直しが出来るのではないかと上層部に掛け合い、社内改善・管理を行いながら業績を伸ばしていき今に至ります。
(株)トヨ・テックは、派遣事業、構内請負事業、工場生産事業((株)光和/外部生産下請け)、外国人斡旋事業のグループの中、事業間で人を回して段取り調整し、業務委託を一活して行い、各事業の事務管理を総括して行い合理化に繋げています。これから先の労働力確保については、労働人口減少等により人財的には厳しく、外国人の比率が徐々に増えてきていて、今現在九州全体1.4%、豊後高田市においては13%の外国人が働いています。外国人に頼らざるを得ないと言う事が明らかで、外国人を雇用する為の 技能実習生・特定技能・技人国ビザ・留学ビサの等の種類について説明していただきました。
労働力確保について報告を聞き、討論する中でそれぞれの会社の規模、業種によりアプローチは色々違いますが、何事にも前向きな姿勢で、好きな仕事に汗をかく直向きな姿勢を社員に見せ、労働者への偏見を無くし、労働者の趣味を尊重し、自社のコンプライアンスを整えていくことが労働力確保だけでなく継続雇用にも繋がっていく事を学びました。