連携して地域課題に取り組む
9月25日(月)レンブラントホテル大分で大分県信用金庫協会との懇談会を開催しました。
大分県中小企業家同友会と大分県信用金庫協会は、両者の理念が同じであることから、2015年11月に「業務提携に関する覚書」を締結しました。その連携をさらに強固なものにするために、懇談会を開催しました。
はじめに、大分県中小企業家同友会の塚崎伸一代表理事((株)光建エンジニアリング 代表取締役)が「地域の課題を企業の課題として捉え、事業を行わないと中小企業は生き残っていけません。この不透明な時代、一層の情報交換や意見交換が必要となってきます」と挨拶しました。
大分県信用金庫協会からは、森田展弘会長が「中小企業家同友会と信用金庫との協定は全国で展開されていますが、大分県ほどしっかりと活動ができているところはないのではないでしょうか」と挨拶しました。
次に大分信用金庫、大分みらい信用金庫、日田信用金庫より「連携へ向けた提案の取組状況」について、創業・経営改善セミナーの開催、支部例会の参加、例会への報告者の派遣などの活動を報告しました。
大分同友会から、大賀豊文政策委員長(協栄工業(株)代表取締役社長)が2023年1~6月期の第37回景況調査をもとに、「回復軌道にのりつつあるが、建設業では悪化が続くも他業種は持ち直しています。経営上の問題点としては、従業員の不足、人件費の増加が上位にきています」と報告しました。
平川加奈江氏((株)シンシアリー 代表取締役)は自社の現状を報告。酒米の生産を通じて、人手不足や農業の担い手不足などの地域課題に挑んでいる取り組みを報告しました。
報告後は「更なる連携に向け、どのように取組をしていくか」をテーマに意見交換を行いました。「双方向のコミュニケーションが大切」「連携して地域課題に取り組んでいく」「積極的に例会に参加していきたい」などの意見が出ました。