良い環境をつくることが大事

第1回目9月11日（月）「中途採用社員がチームの一員となり、共に組織目標に向かうためには」、第2回目9月21日（木）「あなたの経験とスキルを最大限に発揮するコツ！～新しい環境でのモヤモヤを解消し、もっと輝き、もっと楽しく働くために～」をテーマに中途採用社員研修を髙橋陽子氏（Office il Sole　代表者）が講師として開催しました。

今回の研修は、経営者、中途採用社員対象と２回に分け、経営者と社員が同じ理解をするために、経営者も同じ内容（経営者用）で受け、理解を深める研修会でした。

高橋氏は、脳は、学習によって紐づけして覚えていく。反復を繰り返すことで無意識の中で出来るようになっていく為、そういうことが出来る職場環境が重要であり、そういう意味では、新入社員も中途採用社員も関係ないと言われています。受講生の私たちに具体的で職場でも話やすい例を挙げ、また職場の中で私たちがよく行っている悪例などを示し、私たち経営者等に良い環境整備を作っていく事の重要性をこれでもかというくらいに問いかけられました。その中で教育対象が象であれば、環境に目を向け改善していくのに、対象が人となれば一番変わりにくい人格に目を向け改善、指導しようとする。本当にそうだなと思う一例です。

２日目の研修でも中途採用社員を対象に多くの学びを与えてくれましたが、ノミの例を挙げ、中途採用社員は、前職での経験を活かし、高い意識で仕事をしようとしても、周りにやる気のない、新たに経験しようとしないそういう環境であれば、その環境に慣れてしまい同じモチベーション（高く飛ぼうとしなくなる）で仕事をするようになると言われています。

「組織の振る舞いが、社員のパフォーマンスを上げる」と言われていましたが、社員も多様な経験を持ち、価値観が急激に変化する中で、職場環境を変えていく意義を理解しつつ、自ら変化していくことが重要です。中小企業として職場環境改善のスピードを上げ強みを生かしていくためにもこういう研修会がこれからも継続して行われていく必要があると感じました。