活動報告
ACTIVITY-REPORT

別府支部
別府支部1月例会を開催しました                                              報告者:(有)ファン工業 代表取締役 野﨑栄司氏

社員みんなが安心して働ける企業を目指す

1月15日(月)ふれあい広場サザンクロスで、別府支部1月例会を開催しました。
「相互理解から生まれる働きやすい企業とは~わたしにとって障がい者雇用は必須でした~」をテーマに野﨑栄司氏((有)ファン工業 代表取締役)が報告しました。

1998年にFAN工業として設立され、水栓金具の製造を行ってきました。当初は残業も多く常態化し、離職率も高かったですが、「社員みんなが安心して働ける企業を目指す」と宣言しました。そして、目指す姿を、安心な環境、人財、品質と掲げ、誰もが働ける企業としました。社員を大切にする事に重点を置き、「障害者も雇用出来るのでは?」と現場へそれとなく話をしていきました。また、女性が75%の中で、会社を生き生きとさせる為にホウレンソウを重視し、何でも報告出来る土壌を作っていきました。人で言うなら報告は目で有り、連絡は口、相談は耳と考えています。

人を育てるには、普段の手入れが大事で、その為に挨拶をしっかりと行えるようにしました。これによりスキルロスが減り、品質を向上出来ました。雇用の取組み準備が出来た事でモデル工場にも認定され、厚生労働省の視察を2年連続で受ける事も出来ました。更には九州初の「もにす認定」も取得され、障がい者雇用優良事業所にも認定されました。

人財をいかに育てるかについては、目標を持って行動すれば、必ず人は成長します。人の特性を見極め、得意とする部分に特化できる仕組みづくりをする事で、本人のやる気を向上させることができます。本人の意欲こそが成長のカギで有り、重要な事で、「知る」と言う事が大事です。「同友会の委員会をはじめ、学校や各方面の力を頂き成長出来た。社会から、『障害者雇用』と言う言葉が不要になる社会にしたい」と野﨑氏は熱く語りました。

社員を人財として育成するには、「特性をしり、理解をする」。コミュニケーションをとる際、普通に出来てるつもりになってるのではないか。「本当に知る」と言う事を見直す事が出来ました。


 

一覧に戻る