活動報告
ACTIVITY-REPORT

政策委員会
経営戦略に役立つ情勢学習会を開催しました

回復企業に陰り、建設業や製造業の回復で持ちこたえ

2月5日(月)経営戦略に役立つ情勢学習会を事務局とWEB併用で開催しました。

会員企業から集めた景況調査(第38回)をもとに、大分大学経済学部石井まこと教授に分析・報告頂き、当日は22名の参加者とともに、私たち同友会会員企業を取り巻く大分経済の現状や今後の課題などを学習しました。

景況調査報告書とはいわば外部環境の分析結果です。私たちを取り巻く経済環境にはどのような機会があり、どのような脅威があるのか。自社の強みを活かして市場の機会を掴む、自社の弱みを克服し脅威に備えるなど、経営戦略を立てる上で欠かせないものです。

また、経営について学び合い実践している同友会会員企業の回答に基づく報告書は、他の機関の調査結果とは少し異なり、「同友会らしさ」が現れています。経営上の課題に対し、私たちの仲間がどんな取り組みをしているのか等、自社の経営に役立つ情報がたくさん掲載されています。同じ悩みを抱える仲間たちの懸命な取り組みを知る事で、「自分だけじゃない。もう少し頑張ろう!」と勇気がもらえます。

 そして、この学習会の一番の魅力は、長年、私たち大分同友会をよく知る石井教授による「総括提言」です。今回の総括提言は「真の景気回復=ディーセント・ワークの増加」。ディーセント・ワークとは、「人間らしい暮らしを継続的に営めるようにする取り組み」です。経営者だけでなく、国や自治体、企業や労働者みなが基本に立ち返りディーセントな取り組みを行えば地域経済は活性化する。昨今、企業や行政の不祥事が取り上げられる中、私たち企業経営者に求められるディーセントな行動とは何かを考えさせられました。

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