障がい者の「働く」を支援する
3月18日(月)日田市複合施設AOSEとWEB併用で日田支部3月例会を開催しました。
「地域の課題を自社の課題として取り組み、地域に必要とされる企業を目指して」をテーマに平川 加奈江氏((株)シンシアリー 代表取締役 )が報告しました。
どうしてここまで「地域のため」、「障がい者のため」に事業を拡大してこれたのか、それは亡き父親の教えがあったからでした。それこそ同友会の「人を生かす経営」そのものだったそうです。障がい者の「働く」を支援する中で「ハンディがあっても輝ける場所が必ずある」という信念を持って事業を進めています。
はじめは金属加工だけでしたが、農業や縫製など様々な仕事を見つけ一人ひとりの特性に当てはめていきました。その中で地域では人手不足による耕作放棄地が広がっている事を知り、稲作の経験から酒米を作り、地元の酒蔵とタッグを組み、一緒にお酒を造られました。最大の社会貢献と平川氏が言う意味、自社はどの場所にあるのか、だれがターゲットなのか、答えは地域の人々です。地域が衰退すれば自社もなくなってしまうということを学びました。
グループ討論では地域課題と自社の課題の結びつきがなかなかできないといった話が出ていたため、地域に必要とされる会社となるにはビジョンが大切である事を学びました。