野津原小・中学校には野球部がなくて野球への情熱を胸に秘めたまま、サッカー部へ入部し部活動を通してスポーツマン精神を学ばれたそうです。野球への熱い想いを叶えるために大分の名門大分商業へ入学しました。野球素人という壁を乗り越えて念願の野球部へ!ここで驚くのは親に黙って入部していたという話しです(笑)結局は部活帰りなので帰宅が遅すぎるという理不尽な行動から、親に知られてしまい寮へ入ることになりました。
森さん曰く、「入部してわかったことは甲子園を目指すチームは世界が違う」と感じたそうです!田舎育ちで知らないことが多く、その環境を変えたいと思ったそうです。自分と同じような悔しく寂しい経験を子どもたちにさせたくない!自分が大人になったときに、生まれた地域や環境でスポーツ経験の差がうまれない環境作りをしよう!と心に誓ったそうです。
ですが、そんなにすぐにも想いを叶えることは出来ず、高校を卒業して日産で5年間働きましたが、やはり自分の想いを達成するため退職!自分の人生でこれだけ勉強したことはないというぐらい一生で一回の猛烈勉強をして保健体育の先生になりました。そこから教員として、42歳で硬式野球チーム大分七瀬ボーイズを立ち上げ、子どもたちに野球の環境を提供!
このあたりから森さんの夢へのチャレンジがはじまりました!森さんのチャレンジには3つの想いを25年構想で考えているそうです。その構想とは・・・
①自身の少年時代に感じた地域での経験格差をなくすために、どこでも、誰でも、どんな子でも、やりたいことをやれるスポーツ環境を作ってあげたい。
②野球をやりたい若者たちが野球を出来る場所を作りたい。
③野球を通して大分県にいい人材を提供して、明るい未来の大分県作りに貢献していきたい。
「野球を通して若者たちが来て、その子たちが大分に残ってくれれば大分県や地域の人財育成につながる。これは私の教員時代から一貫した使命ではないかと思っている」と語ってくれました!
今後の夢はと聞くと、スポーツを核にした地域振興を大分県で活性化させるために、壮大な計画を企画中。おとなになっても夢を忘れずがんばっていきたい。と子どものように目をキラキラさせて答えてくれました。しかしながら、実際に夢を叶えるためにも資金が必要で、企業スポンサーを募りつつも、私財や補助金、地主さんへお願いなどで汗かきつつ、乗り超えてきているそうです。これからは、いままでお世話になってきた方々にも、地域にも恩返しができるように同友会で経営をしっかり学んで、夢の25年構想にむけてがんばっていくと熱意をもって答えていただきました。
《会社概要》
■所 在 地 大分市大字野津原397番地
■設 立 2019年
■社 員 数 4名
■業務内容 プロ野球公式戦、イベント
■U R L https://oitabrings.jp/