経営指針を実践し続ける
6月18日(火)ふれあい広場サザンクロスで別府支部6月例会を開催しました。
帆秋慎太郎氏(丸寿産業(株) 代表取締役社長)が「経営指針の実践~経営指針を成文化してもうすぐ10年。それでもまだ道半ば~」をテーマに報告しました。
大学院卒院後、一般企業に就職した帆秋氏。ところが最初の会社が倒産。倒産整理を経験したことで、社員としてではなく、自ら最終責任を持ち決定をしたいという考えから事業承継で社長になることを決意しました。入社後、様々な問題があり経営指針の必要性を感じ、成文化し実践に取り掛かりました。毎年更新し常にブラッシュアップしていますが、唱和だけでは完全に浸透しない、項目が多すぎると効果が薄れる、リモートチームに合わせた改変が必要、人による、自主性に一任すると浸透に差、経営指針は持続的な体現が必要など、現時点での問題点改善点を具体的に出しながら説明されました。
事業縮小の際に、経営指針の実践活動が一部停止した時の話もして頂きました。企業がどういう状況の時に経営指針が必要かを具体的に把握することができ、また、経営指針の構成の考え方・部署別の指針・浸透のさせ方なども報告していただけたので、とても勉強になりました。会計項目も、社員がわかりやすい言葉で説明し、賞与予算なども明確化するなど、経営の透明化を図ることの利点などもわかり、それらを実行する為にはまず自社を分析し、成文化することの重要性・必要性を再確認できました。