活動報告
ACTIVITY-REPORT

別府支部
別府支部7月例会を開催しました                                                         (有)原田工務店 取締役 原田敬史氏

中小企業は地域のインフラ

7月24日(火)ふれいあい広場サザンクロスで別府支部7月例会を開催しました。
原田敬史氏((有)原田工務店 代表取締役)が「今、盛り上がっている別府の街の先を共に考える。」をテーマに報告しました。

コロナ禍の影響も大きく、観光都市としての打撃は計り知れない中で、今の盛り上がりを見せる別府市について、客観的に見たお話を頂きました。

 令和2年に別府市中小企業振興基本条例が制定され、域一体となった活動に取組み、今後の活動が期待されています。中津市でも例会では多数の企業や学校などが集まり、行政とも連携はできています。ただ、行政に対しての行動は今一つと感じています。他県でも年に一度、行政と意見交換をしたり、会議体を作って運用しているところもあり、学ぶところが多数あります。中小企業憲章には中小企業の役割について具体的に書かれています。

 別府市ではホテルも増え、インバウンド効果も重なって来客数も増加しています。その中で、ある景況調査等を見ると、人が足りない為に仕事を内製化している、仕事はあるけど物価高騰等で経費を圧迫している、など多数の問題が有り、働く世代の生産年齢人口が減っている事に気付きました。また、別府市に向かう車より、大分市に向かう車の方が多いとの声も聞きます。実際に統計では、別府市は人口減のマイナスになっていました。

 中小企業は地域にとって、様々な問題を解決する大事なインフラです。過去の災害で得た教訓で有り、今後を担っていかなければならない課題です。その為には行政との連携が大事で有り、今後一丸となった取組

みが欠かせません。別府市の生産年齢人口が減少している事は耳にしますが実感がありません。また、働き手が外に仕事を求めて出ている事に驚きました。分析されるデータを見て客観的に知る事や、周囲の観察の大切さを学びました。

 

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