「時給1,500円時代」をどう乗り越えるか
8月29日(木)県南支部8月例会をWEB開催しました。
吉田幹生氏(吉田社会保険労務士事務所 代表者)が「採用と定着に影響を与える社会保障制度について~社会保険適用拡大、最低賃金の引き上げ、雇用延長など~」をテーマに報告しました。
顧問先が抱える雇用環境について日本の現状と国の主要政策など統計資料を基に説明をいただきました。最低賃金や社会保険の加入義務の増加にいかに対応していくか、これから労働人口が減少していく中で、自社で出来る取組と国や行政の補助金を利用した対応策を説明頂きました。
日本及び大分県の総人口と労働人口の資料や日本と諸外国と生産性からみる日本経済、労働環境の問題点が分かりやすい報告内容でした。近い将来、地域の会社は無くなるかもしれない、大企業などこれらの問題に対応できる企業しか生き残れません。中小企業も国の助成金や制度を活用しながら企業価値を上げ、社員との信頼関係を構築し、これからの「時給1,500円時代」をどう乗り越えるのか、知ると知らないとでは大違いな、学びの時間となりました。
各参加者に身近な話から日本を取り巻く世界的な話まで、これから日本の中小企業を取巻く課題を再確認することが出来て良い例会となりました。