現状を分析し、社員教育を行う
9月11日(水)中津市教育福祉センターで中津支部9月全体例会を開催しました。
「社長が悩み、考える「社員共育奮闘記」」をテーマに武内啓太朗氏((株)中津レンタリース 代表取締役)が報告しました。
会社の事業承継における社長の悩みとそれを解消する為にはどうすれば良いのか。武内氏の過去から現在に至る迄のプロセスと未来への展望を報告して頂きました。
まず、事業承継にあたり、経営指針成文化セミナーに参加し、「経営者が変われば、経営理念も変わる」と経営理念を変更しました。しかし、いざ社内で実践してみると、自分の理想と社内の現状にギャップを感じたそうです。そこで、営業所毎に長所と課題を分析して三つの取組を行なう事に。「人事評価」においては経営理念に基づく行動目標を社員自ら考えてもらい、1カ月毎にチェックして、3カ月に一度面談を行いました。
「体系的な共育プログラム」では勤続年数に応じた研修を行い、「年度毎のテーマ別研修」は全社員による研修となっていて、決められたテーマに一年間取り組み、年に一回の経営発表会において研修の報告を行っています。この三つの取り組みを今後はもっとブラッシュアップし、プロジェクトもチーム化を図り、社員と共に考え成長する企業を目指したいとの事でした。
<例会アンケートより>
・成文化セミナーで勉強したことが今、自社で実践できていることに改めて気づけました。同友会のおかげです。
・経営理念に基づいた評価制度作りを取り組んでいきます。従業員さんがここで働く意味を感じていただけるように偽りなく理念を浸透させることが大切だと学びました。