社員が自ら考え提案
9月17日(火)ふれあい広場サザンクロスで別府支部9月例会を開催しました。
「社員が主役の会社作り~ちょっとだけ本気出してみた~」をテーマに、南里 貴裕氏((株)ナンリ特機工業 代表取締役)が報告しました。
まず驚かされたのは、数多くの失敗と挫けないバイタリティー溢れる挑戦。その南里氏に報告して頂きました。
海外で起業し挑戦する中で、専務である弟の病気を知る事になり会社に戻ると、そこにおかれた現状に危機を知り、このままでは自分も社員もダメになると感じ、まず取り組んだのが社員ファーストでした。疲弊しきっていた社員を目の当たりにして、会社を守るには、働く社員が生き生きと、誇りを持てなければ、と改革を推進してきました。
社員の為にどうすれば良いか悩み、先輩方に相談し助言頂き情報を得る事が出来、バイトに退職金を出すなどの企業を参考に出来る事から取組み、福利厚生を充実させました。社員にも権限を持たせ、ナベブタ式からピラミッド型への組織改革を行いました。社員が自ら考え提案していくまでに成長し、好循環の仕組みが出来ました。自分が会社にいてはダメだと言う思いから、出来る限りメール等で対処しています。「社長どうしましょう」ではなく、「こうしたいです」と社員からの提案型に変わってきています。海外では数々の事業を立ち上げ、様々な事由で撤退しましたが、負債を残す事は無く、次のステップに移す事の出来る決断力の速さが、今を作り成長させているのだと、強く印象を受けました。