新しい思考や価値観共有
9月26日(木)豊後高田商工会議所で豊後高田支部9月例会を開催しました。
「東九州新幹線と豊後高田について考えよう」をテーマに、近藤洋介氏((有)大樹 代表取締役)と為成玄一郎氏((株)豊和 代表取締役)が報告しました。
東九州新幹線は福岡市から大分市、宮崎市を経て鹿児島市に至る新幹線計画です。おおまかなルートは小倉から鹿児島まで日豊本線に沿っていました。しかし、2023年11月に大分県東九州新幹線整備推進期成会が公表した「東九州新幹線調査報告書」では、博多~大分間について日豊本線ルートのほか、久大本線ルートについても検討されるようになっています。東九州新幹線が通るルートはどのようなものになるかはわかりませんが、いずれの場合も日豊本線沿線上の地方都市として多くの懸念や課題が存在しています。
例会では、最初に報告者である近藤洋介氏、為成玄一郎氏から現時点での検討ルートや、新幹線開通により期待される効果や逆に生じるデメリットなど説明がなされ、座長の中村慎一郎氏の進行で報告者それぞれの期待や懸念を聞きながら参加者が本題について理解を深めていきました。
その後、参加者のそれぞれを意見や感想を踏まえ、グループに分かれて各人の思いや独自の価値観を述べあいながら、特性要素図「魚の骨」を使って意見の分析を行いました。参加者それぞれに思いや価値観が異なり、新しい思考や価値観を理解したり共有する良いきっかけになりました。また、今後、地域の環境変化と自社の今後について、広い視野で思考する必要性を認識できたと思います。経営者として地域の未来や自社の将来を想像し経営環境の改善に積極的にかかわることの必要性を感じました。