活動報告
ACTIVITY-REPORT

大分支部
大分支部3月例会を開催しました                                                            報告者:(株)堀木材 代表取締役専務 志賀 和美氏

森林総合サービス業を目指す

3月25日(火)竹田城下町交流プラザとWEB併用で大分支部3月全体例会を開催しました。
「先代より受け継いだ事業を活かし時代の変化に対応する企業」~『従業員の働きやすさを目指して林業の概念をかえる!』~をテーマに
志賀和美氏((株)堀木材 代表取締役専務・福岡県中小企業家同友会会員)が報告しました。

短大を卒業後、家業の林業には興味がなく銀行やエステ・美容業界で働いていましたが、結婚を期に夫(現社長)と共に家業の堀木材に入社し、父(創業者)と共に仕事に邁進します。父が病気で亡くなり夫婦で社長、専務として会社を経営するようになった時、経営者としての未熟さを痛感しました。「人間力を上げる」(経営者としての資質)を磨くためにも林業の基礎知識や数字の重要性を学び、また二人で大分同友会の経営指針成文化セミナーなどに参加し(株)堀木材の基礎や経営者としての覚悟を決めました。

 これまでの素材産業(木を切る)業態からワンスットプサービスの展開による山の集約化を目指した業務に変化させています。また、林業従事者が減少していく中で、年間休日を増やしたり、業務のマニュアル化など社員が働きやすいような環境整備にも取り組んでいます。

山の魅力を次世代の子供に知ってもらう活動(森の体験会)を通して子供達に竹田の森林に興味をもってもらうためにも、「素材産業だけでなく森林総合サービス業として、今後も地域に必要とされる会社を目指していく」と報告しました。

 これからの人口減少・過疎高齢化の中、自社が生き残るためには常に会社を変化させていかなければならないし、それは社員が働きやすい環境を整備したり、その人にあう業務に対応したりと柔軟さが必要であるとともに、自社の経営指針を確立して、しっかりと社員に落とし込み今いる人材を育てていく必要があると感じました。

一覧に戻る