ESが上がればCSが向上
8月19日(火)日田支部8月例会を日田市複合施設AOSEで開催しました。
岩本慎一氏(旭タカロン(株)代表取締役)が「「中小企業における人的資本経営への挑戦」~「働きやすさ」×「働きがい」の仕組みづくり~」をテーマに報告しました。
報告では、市場環境の変化を踏まえ「人はコストではなく資本であり、次世代を支える人づくりこそが未来を拓く」と語られました。
人的資本を守り育てるには利益の確保が不可欠で、安売りに巻き込まれず価値を高める姿勢が重要と提言。
採用や育成の核心は「働きやすさ」と「働きがい」をいかに高い次元で満たすかにあり、まずはESを高めることから始まります。ESが上がればCSが向上し、やがて業績へと結びつきます。「自分でコントロールできる部分に集中すれば、想い描いた成果や未来は必ず実現できる」との力強いまとめで結ばれました。
会社は人が全てであり、社員の満足度は社長の思い込みでなく社員自身が決めるものです。面談で直接声を聴く方法もあれば、リーダーを通じて聴く方法もあり、会社の規模や在り方で様々。大切なのは片思いで終わらせず、社員が本当に満足できる環境を一つひとつ実行していくことです。そのためにも営業利益を確保し、取り組みを継続できる基盤を築くことが必要で、同友会活動が結果的に会社の維持発展に繋がっていきます。