強者、弱者それぞれの戦略を学ぶ
9月11日(木)菊池武司氏((株)キーフォーサクセス 代表取締役)に講師をして頂き、第2回ランチェスター戦略から考える「戦略的広報」後編(実践編)をWEB開催しました。
今回も24名という多数の方に受講いただきました。冒頭前回の振り返りを行い、ランチェスター戦略における強者・弱者の定義を再確認しました。
自社の活動地域で売上高シェア1位、シェア26%以上かつ2位との差が10対6以上であることが強者の定義となります。それ以外は弱者と定義され、とるべき戦略が変わってきます。また経営の8大要因に沿った戦略を練ることで業績を上げた実例を報告していただきました。
大手企業の実践事例では、通販業界で強者にあたる企業が顧客のペルソナを設定し、具体的な人物像に合った広告戦略を取った事例や、福岡を拠点に宅配ピザを営んでいる企業は福岡市で強者になったことで地域を絞ったTV広告やポスティングを行っているとの事でした。また、実際に同友会員でランチェスター戦略を学ばれている方もおられ、コーポレートカラーを活かし車両や制服、看板など多岐にわたるアイテムで顧客認知度を上げているそうです。
今回のセミナーで経営資源に乏しい我々中小企業でも地域や顧客、商品を絞ることで大手に勝つチャンスがあると学びました。良い会社・経営環境を作るために我々経営者は、日頃から情報収集を行い、戦略を練ることが重要であると再認識しました。

