地域ぐるみの人材育成を推進する
9月19日(金)アイネスで「採用推進&社員共育委員会共催 産学連携イベント」を開催しました。
小池楠男氏(学校法人別府大学 文学部教職課程 キャリア支援センター 教授)に「「学ぶこと 働くこと 生きること」〜Z世代に響く中小企業のキャリアパスとは〜」をテーマに報告して頂きました。
講演中に印象に残ったのは、Z世代が捉える「学び」と「働き」の意味。学ぶこと・働くことは、人生を充実させる選択肢でもあるという点です。彼らが求める安定とは給与や雇用だけでなく、ワークライフバランス、人間関係、スキルアップの機会を含む多面的なものであり、これらが欠ければ「リスクのある職場」と判断し転職する。その行動は、よりよく生きるための合理的な選択なのだと理解しました。
また具体的な取り組み例としては、企業間連携によるインターンシップ事例が印象的でした。例えば不動産会社が幹事となり建材・建設会社と協力して5日間のプログラムを実施する。単独企業では難しい学びを提供し、「学ぶ」と「働く」を結びつける有効なモデルだと感じました。講演後の討論を通じて「学びが働きにつながり、働くことが生きる喜びを育む」という循環を再認識することができました。社員が成長を実感できる環境を整えることこそ、経営者に求められる役割だと感じます。

