創業の思いをつなぐ
10月8日(水)中津市教育福祉センターで中津支部10月全体例会を開催しました。
殿畑敦士氏((株)殿畑双葉堂 常務)が「夢を持つ者から、夢を繋ぐ者へ~若き後継者の挑戦と信念~」をテーマに報告しました。
老舗洋菓子店に9年前の入社から現在、そして未来の100年企業を目指す成長戦略のを実践報告をして頂きました。特にこよなく愛した15年間の東京音楽活動に別れを告げ、自社の立て直しに心血注ぐ姿は感動を覚えました。
企業は人なりといいますが、一体感や役職がなくまとまり感のない組織、事務員による独裁的な支配構造等課題は山積みでした。そんな環境下で、草むしりなど自分にできることに徹し少しずつ信頼関係を構築。そのうえで同友会への入会をきっかけに様々な構造改革に着手していきました。1番大切にしたことは原点回帰です。自社の強み(=歴史に紐づく作り手の思いをお客様に届ける)を再認識し、マーケティング戦略(売れる仕組みづくり)を着実に実践し成果を出しました。本人の情熱力に加え、企業成長の要諦となるマーケティングの4P(=特に商品とプロモーション)を着実に実践しています。
新商品「ビスマン(不変)」×「ダクマン(変化対応)」や大手鉛筆メーカーとの老舗コラボなど作り手の思いをお客様に届けていく様々な仕掛力は見るべきものがありました。また、事業効率を目的とした新包装機の導入や、退職者への対応、アレルギー表示漏れ等数々の試練にも前向な姿勢(考え方ひとつで物事は変わる)で臨んだ経営姿勢は素晴しいと感じました。

