会社の社会的使命を伝える
9月22日(水)豊後高田支部9月例会をWEB開催しました。為成玄一郎氏((株)豊和 代表取締役)が「なぜスタッフは成長したのか? ~スタッフに合わせない~」をテーマに報告しました。
(株)豊和は、昭和3 年に祖父が練炭製造販売業で創業され 昭和25 年に会社設立、その後プロパンガスの業務をはじめ、昭和43 年にガソリンスタンドを開業し営業されていました。
平成3 年に父が亡くなり、輸入洋酒の商社の勤務を経て帰里され、平成8 年に代表取締役に就任。現在の場所に移転し、クリクラやコインランドリーも開業され、二豊液化ガス協同組合の理事長も兼務されています。
社員を成長させる為には、仕事の社会的使命や役割を教え、思いを伝える事が重要です。実務的には ミーティング会議と朝礼を続け、3 部門責任者ごとに任せる事で責任感も生まれている様に感じます。全員参加が前提で社内で起こっている事を知らない社員はいないと思います。報連相も必然的に出来ていますし、「仕事で判断に困った時は利益が有る無しではなく正しいかどうか誠実なのかで判断してくれ」と伝えることで社内のルールは浸透し安定していると感じています。
現状は、本業、コインランドリー、クリクラ事業と、仕事の利益リスクの分散化は安定しています。自社の強みは、小売り配達業務で、ネット通販で買えない物を扱っている事で、利益は安定しています。
今後、問題になるのは、人材不足で、平均年齢が高齢化し 若い人の雇用の難しさを感じています、業界全体の環境もカーボンニュートラルやオール電化等で逆風縮小状態です。しかし、エネルギー供給拠点は急に無くなる事は無いので、先を見据えて経営対策を考えないといけないと考えています。