活動報告
ACTIVITY-REPORT

障がい者問題委員会
障がい者の就労支援に関する意見交換会を開催しました

子どもたちの未来を考える

10月26日(火)障がい者の就労支援に関する意見交換会をWEB開催しました。同友会会員、学校、行政、就労支援機関など71名が参加しました。

 

まず「就職支援プログラム」をテーマに戸田哲也氏(大分県私立中学高等学校協会 キャリア教育支援コーディネーター)が報告しました。「困りを抱えた生徒の就職を決めるために手帳取得を勧めたが、それが生徒のために良かったのだろうか、という教員の話を聞き、パールゾーンの生徒に対する支援策の確立が急務だと感じた。そこで就職支援プログラムを立ち上げ、伸長すべき長所や改善すべき点の把握などより的確な自己理解を深めるためのプログラムを行っています」と説明しました。

次に、奥武あかね氏((福)太陽の家 就労移行支援課長)から、「学校・企業・就労支援の協働による、得意技を生かした評価実習を2017年度から実施しました。実習の評価は特定子会社が行っていましたが、2018年度から同友会の企業が参加。先生が気にかけている生徒を対象に自己分析ワークショップ50分、作業グループワーク50分のカリキュラムで行っています」と就職支援プログラムの詳細について報告しました。

大分国際情報高校で就職支援プログラムに参加した佐藤和雄氏(大豊運輸(有) 代表取締役 )は、「プログラム終了後に先生と話をする機会がありますが、率直な意見交換ができていると感じています。同友会会員にもっとこういった取り組みがあるということを周知していきたい」と参加した感想を述べました。

その後、「障がい者雇用の取り組み」をテーマに野崎栄司氏((有)ファン工業 代表取締役)が、障がい者雇用をさらに促進するために行動指針の作成や情報収集を行い、環境整備することで、厚生労働省のもにす認定を取得できた事例報告を行いました。

報告終了後は「子どもたちが自立できる未来を目指して、私たちは今から何ができますか」をテーマに意見交換を行いました。

「業種の垣根を越えて意見交換ができる機会はなかなかないので、大変有意義でした」「地域、行政とタイアップして体制を築いていくことの重要性を感じました」「若者の社会参加の機会をつくることが、大人の使命だと再確認できました」といった感想がよせられました。

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