地域の為に何ができるか
10月21日(木)豊後高田商工会議所で豊後高田支部10月例会を開催し、幸賢二氏(大分県信用組合 高田支店支店長)が「地域とともに!地域金融の神髄とは~いまこそ信用組合の時代が来た~」をテーマに報告しました。
今回の例会は、金融機関の目線で、地域の発展に向けた金融機関の役割、存在意義について話していただきました。
県信では、預金・融資・為替業務の他に『地方創生』業務に力を入れています。健康寿命を延ばす為、金融を通じたサポートと、観光客が訪れ地域経済が潤う仕組みづくりに向けて行政機関を含む企業・団体との連携した取り組みの2本の柱として行っています。
金融機関は金融庁から、お客様の状況に応じた数字採点評価をする様に指示があり、これまでは事業活動の結果としての財務諸表だけを見て評価していました。しかし、今では、事業性評価(会社の強みや戦略計画内容や成長の可能性などの要素を適切に評価)での業務を求められています。地域あっての金融機関であり、お客様の所に足を運び、声をお聞きし、提案する事は、本来、信用組合の一番の役割で、何処よりも出来るのが信用組合であると自負しているということです。
最後に、幸支店長の経験の中で思う「勝ち組経営者の共通点」①業界全体のトレンドを計数的に把握している事、②その中で自社の進むべきビジョンをもっている事、③ビジョンを計数に落とし込み具体化できる事、④常に顧客本位を貫いている事、⑤決断が早く実行力がありリーダシップが有る事、⑥社内社外で人望が有り業界を含めて社会的信用が有る事、⑦一期一会を大切にして良い人脈が有る事(運やツキに恵まれている事)の、七つの共通点を報告して頂きました。
「地域の為に何が出来るか」と言う幸支店長の熱い報告をお聞きして討論する中で、社会環境が時代と共に変化していく中で対応し選ばれる会社に為るためには、自分の会社が、何が出来るのかを考え行動を起こす事が大事だと感じました。行動を起こす為には金融機関の助けは必要で相互の思いをすり合わせての計数的な行動が必要であることを学びました。