持続可能な地域を目指す
11月22日(月)豊後高田商工会議所で豊後高田支部11月例会を開催しました。野田洋二氏(豊後高田商工会議所 会頭)に「地域経済の現状と将来のためにいまやるべきこと」をテーマに報告して頂きました。
今回の例会は、地域中小企業の発展の為に情報発信され、中小企業地域振興基本条例制定時にもご尽力いただいた、野田洋二氏(豊後高田商工会議所 会頭)に、現状と将来についてお話して頂きました。
平成13年9月にスタートした「豊後高田 昭和の町」も20周年を迎え、外貨を稼いで地域循環型経済とする事を目標に観光人口数は飛躍的に増えました。定住事業も他の地域に比べると成果を上げ、工業団地への企業進出により製造業の割合は3 割以上になりました。
この10 年、人口を増やす事が地域活力を生み、働く場をつくる事が一番であると考え、世の中が大きく変化し続ける中、定住への魅力発信(自然景観/地域文化慣習や歴史遺産/現地の人の魅力)等、出来る事はすべて行ってきました。それでも人口は減っていて、仕事が有るだけでは人口は増えず、生産年齢人口も減り、地域を担う若い人材が半減し、高齢化が深刻な問題になってきています。
これから先の10 年20 年、持続可能な地域を目指し、質を考え、観光に来てくれるだけでは無く、お金を落としてもらう為のシステムをつくらなくてはいけません。企業の人材を生かす為の兼業の検討、地元循環消費を増やす為の製造業、建設業の地元調達率のアップ等 次の世代にやりやすい環境を残す為に、現世代が、何を捨て、何を大事にしなければいけないのかを考え、答えをつくっていかなければならないと思っております。