全国から471名の経営者がWEB参加
2月17日(木)~18日(金)第52回中小企業問題全国研究集会をWEBで開催しました。「地方発!私たち中小企業家が未来を切り拓け!~誰一人取り残されない社会を創ろう~」をテーマに、全国から471名の経営者が参加しました。
1日目は「情勢認識」「環境経営」「採用と教育」など8分科会に分かれてそれぞれ学び合いました。第4分科会では「障がい者雇用」について、大分同友会の小串康博氏((株)オグネット 代表取締役)が、絶対に無理と考えていた障がい者雇用に取り組むことで、自社の働く環境を改善し、誰もが働きやすい会社へと変化していった経緯を報告しました。
2日目はYouTubeで全体会を行いました。開催地を代表して塚崎伸一代表理事((株)光建エンジニアリング 代表取締役)が「コロナ禍で今までにない課題に向き合う事になりましたが、今回の学びを活かしていきましょう」と挨拶しました。主催者を代表して広浜泰久会長((株)ヒロハマ 取締役会長) が「今回の開催テーマは、今の中小企業の立ち位置をよく表していると思います。同友会理念に共鳴する企業が増えれば必ず良い地域になっていきます」と挨拶しました。
次に広瀬勝貞大分県知事、佐藤樹一郎大分市長、森田展弘大分県信用金庫協会会長から、来賓挨拶をして頂きました。また、分科会報告では、全8分科会の内容について座長から報告して頂きました。
記念講演は「地方発信!新分野に挑戦し続ける体質作りを実践する人間尊重企業~社員の幸せを通して、お客様の幸せ、企業の繁栄を実現する~」をテーマに、木下光一氏((株)地域科学研究所 代表取締役会長)が報告しました。
木下氏は行き当たりばったりの経営を行っていましたが、知人に勧められ同友会に入会。経営指針成の実践を地道に続けてきました。現在は知識基盤社会で、最も価値ある経営資源は知識であり、知識は人についているので、人を大切する重要性を強調しました。やりがいのある仕事や成長できる場をつくり、人を幸せにすることが経営者の仕事だと報告しました。
中山英敬中同協幹事長のまとめ、次回開催地の長野同友会から原勝敏副代表理事挨拶の後、田島慶一郎実行委員長のことばで閉会しました。