あまねく人々の幸せのために
3月15日(火)別府支部3月例会をWEB開催しました。
安達禎文氏((株)アマネク 代表取締役 )に「企業理念 あまねく人々(お客様、従業員、地域社会、協力会社、株主)に感動を届け、幸せを実現したい」をテーマに報告して頂きました。
稼働率45%のホテルを購入し、92%まで高めて平均単価も700円ほどアップさせたことでホテル再生の面白さを知り、古いホテルを取得してリニューアルして稼働率を上げてきました。しかし、最近は中古物件の価格が上昇しているので、新築ホテルの経営にも取り組んでいます。
地域活性化のために、宿泊客が積極的に街に出ていきたくなるようにリゾートホテルでも夕食を出さず、観光客が回遊することで街にも店舗が増え、さらに域外資本の流入で街が活性化すると考えました。別府市のホテルでは市内36店舗と提携して部屋付けができるサービスを導入したり、トラベルトークという期間限定のSNSサービスを導入したりしています。
経営理念「あまねく人々の幸せのために」を浸透させるためにコンセプトブックを作成して、アマネクがどういう会社なのかを伝えています。会社が社員への8つの約束を守り、社員がアマネク社員の11か条を守って仕事に取り組むことで、3つの目標、(①ハード・ソフトともに革新的な「驚きと感動を与える」サービスを提供しアマネクファンを増やします。②地域の魅力を開発し伝える事で宿泊客数を増やし地域社会を活性化します。③我々の中の誰かが、いつか社会にインパクトを与えるサービスを開発します)を達成すると社会に向けて発信しています。そして、「世の中で一番社員を大切にする会社、世の中で一番働いて良かったと思える会社を目指します」と報告をしていただきました。
安達氏は、自社ホテルが地域にある事でその地域が発展していく形を理想として地域密着型の一号店としてアマネク別府ゆらりを開業しました。社員の生活の向上を経営理念に盛り込んで掲げるなど、同友会の目指す経営スタイルと合致している所など学ぶべき所が多かったです。
<例会アンケートより>
・社員を大事にする想いがとても強く伝わってきました。